HOME > 経営技術ライブラリ > 続・仕事辞典 > 第1章:身につけておくべき産業人の常識

続・仕事辞典
“産業人”を「価値を生む社会人」と定義し、まず身につけておくべき基本的な考え方や仕事の実務的ノウハウについて重要テーマを100厳選し、読者の「転ばぬ先の杖」になるようにとの想いで編纂しています。

12. 信頼を失うような嘘・発言・考働をしない

◇言動・態度・姿勢から判断される

1.ビジネスの基本は信頼

信頼は誠意である。誠意は考働である。考働とは、その人のために一生懸命に相手を理解し、知恵を出して自分が出来ることで尽くすことである。一生懸命とは、自分が評価するものではない。相手が自分のためにここまでやってくれるかと評価を超えて感謝することである。

これは一見犠牲のように見えるが、考働の対価は、その犠牲に勝るものがある。これが得々の基本形である。安易な行動、楽をした行動では信頼を得ることはない。


2.「嘘」は信頼を失う

できないことを「できる」と言ってはいけないということではなく、ビジネス社会においては、不可能なことでも可能にする方法を編み出すことが現代において不可欠になっている。

「安請け合い」はせず、相手が求めていることの本質は何かを掴んだ上で、自分としてどの程度のレベルで出来るかの返事をしなければならない。「できる」ではなくても、相連報を頻繁に繰り返し、約束に近づけるように努力することが必要である。


3.相手の求めるタイミングに応える

そのためには、まず「自分で出来ること・出来ないこと」をきちんと分けて捉えることである。そして、出来ないことをどうやってやるかを考える。出来るようにするためには、出来る人を探す・異質な人財からヒントを得るなどの考働をして初めて実現性が出てくる。「出来栄え」は及第点が取れていれば信頼を失うことはない。

しかし、タイミング・納期がズレることが2度3度繰り返されれば信頼は失われてしまう。一度失った信頼を取り戻すまでには甚大なパワーを要することになる。相手が求めるタイミングに応える上での出来栄えのレベルを設定し、余裕があればそのレベルを上げるという仕事の進め方ができるようになることが重要である。