HOME > 経営技術ライブラリ > 続・仕事辞典 > 第1章:身につけておくべき産業人の常識

続・仕事辞典
“産業人”を「価値を生む社会人」と定義し、まず身につけておくべき基本的な考え方や仕事の実務的ノウハウについて重要テーマを100厳選し、読者の「転ばぬ先の杖」になるようにとの想いで編纂しています。

15. お役立ちとは

◇自分で考え相手の要望を察知する

1.お役立ちとは

1)お役立ち=気づき×気配り

人は他の人の役に立って活きていくことが出来る。役に立たなければ、皆が払う税金や勤めている会社の扶養家族として生きて行かざるを得ない。これでは、この世に生きている意味がなくなる。 お役立ちは、具体的には気づきと気配りという形からスタートする。

2)お役立ちには2種類ある

1.顕在的要望のお役立ち
相手の期待に応えるお役立ちのこと。しかし、このお役立ちは相手の予想範囲のお役立ちのため、顕在的なお役立ちでは相手は離れてしまう可能性がある。
2.潜在的要望のお役立ち
相手に感謝されるお役立ちのこと。相手が予想していない、意外性のあるお役立ちのため感謝される。さらに、感動を与えることが出来るような「お役立ち」は生涯の付き合いができることになる。

3)TPOが重要
お役立ちにも、TPO(Time:時間、Place:場所、Occasion:場合)が重要になる。タイミングがずれたお役立ちでは、誰も評価しないし感謝しない。また、場違いの行動も同じである。


2.相手の要望を察知する

「お役立ち」は、言われてやるものではない。相手の要望を察知して、自分の出来るレベルで応える考働である。ルールや約束、あるいは指示で動くという姿勢は、「お役立ち」とは程遠い。ルールや約束、指示でしか動けないという人々がいる。このような人々でも「お役立ち」する人々への「お役立ち」が出来ないようでは、ロボットと同じである。指示待ち族は、「お役立ち」族のコバンザメ的な生き方をして生きていくしかない。