HOME > 経営技術ライブラリ > 続・仕事辞典 > 第1章:身につけておくべき産業人の常識

続・仕事辞典
“産業人”を「価値を生む社会人」と定義し、まず身につけておくべき基本的な考え方や仕事の実務的ノウハウについて重要テーマを100厳選し、読者の「転ばぬ先の杖」になるようにとの想いで編纂しています。

21. 失敗は成功の元

◇必ず反省し同じ失敗を繰り返さない

1.失敗は成功の元

失敗を最少にする努力がまず必要である。失敗を最少にする努力は、自分としては未知のことに取り組むが、過去に誰かが行い参考になるモノを残していないか、また未知のことに取り組む時の原理原則は何かという観点から事前検討を行うことで、失敗は結構減らすことが出来る。

しかし、初めて経験する技能的なことは、どうしても最初は失敗する。このようなときは、失敗を恐れず挑戦することが成長の糧になる。ただし、同じ失敗を繰り返す人は、成長していないどころか、社会的にみると「悪」である。失敗を失敗だけで終わらせてしまえば意味がない。失敗時には、失敗を振り返るだけではなく、どうすれば同じ失敗をしないかを考えだすことが重要である。


2.失敗した時に情報が入手できる

失敗すると、「なぜ失敗したのか」「原因は何だ」と上司に言われることもあるが、それは失敗した時に役に立つ情報を発見したり、入手できる機会でもある。自分で原因を調べたり、周囲に聞いたりと、失敗に関する情報を入手する方法はいくらでもある。

3.情報を材料にし分析する

失敗に関する情報は、失敗の原因や状況を知ることができるため、非常に大切である。なぜ失敗したのかが分からなければ、いくら反省しても同じ失敗を繰り返してしまう。失敗した情報は、QC手法の「魚の骨」などを使って整理し、失敗した要因を徹底して分析し、本質的原因となったものを発見したり、事前に配慮しなければならないことを再確認し、類似の失敗を再発しないように自分の未知のことへの挑戦方法を改善することである。

4.また、火は小さいうちに消す

「まあいいか」などと放っておくととんでもない話になっていく。火が小さい内に消すのは火事だけではない。クレームなどもそうである。リコールすべき問題を放置しておくと、とんでもない大クレームに発展する。どれだけ先手を打つことができるかが勝負になる。 失敗の兆しが出たとき、特に自分の手に負えそうもないと思われるときは、責任のとれる人に速やかに相連報することも、応急対策の重要な考働である。