HOME > 経営技術ライブラリ > 続・仕事辞典 > 第1章:身につけておくべき産業人の常識

続・仕事辞典
“産業人”を「価値を生む社会人」と定義し、まず身につけておくべき基本的な考え方や仕事の実務的ノウハウについて重要テーマを100厳選し、読者の「転ばぬ先の杖」になるようにとの想いで編纂しています。

23.人財力は企業力の元

◇発揮できていない総合力

1.企業力のポイント

企業が持つ力(=企業力)の一番のポイントは組織力である。そして、組織力の一番のポイントは、人財力となる。従って、人財力が一番の企業力の元となる。そのため、企業力をアップさせるためには人財を活かして人財力を上げなければならない。我々はどれぐらい人財を企業力として活かせているだろうか。

2.人財力の発揮度合い

組織力を創る人財力は、次の4つの観点から捉える事が出来る。すなわち、組織力=個人の能力×集団力×役割分担の最適化×ノウハウの累積活用である。

1)一人ひとりが能力を発揮
人は持てる能力の2~3割も発揮していない。1割も発揮しているなら上出来であろう。如何にして個人の能力を最大限に発揮するかは、自分が充実した生き方が出来るかどうかということになる。その方法は、欲でも、使命感でも、ロマンでも良い。自分のパワーをぶつけることが出来るテーマを持つことである。

2)集団で能力を発揮
集団では協調性や協力度が必要とされる。集団 力の大小は、集団の核になる人財と、それを補佐する人とのペアシップの良否で決まる。このペアシップは、もとから創られたものではなく、創る努力をする人によって創られる。 集団力を創る中核人財になるためには、人を納得させることの出来る信念、安心出来る達成力、皆に好感をもたれる人間性が重要な要因になる。

3)役割分担の最適化で能力を発揮
組織力が発揮出来るか否かは、関係する人々がお互いにそれぞれの役割分担を共通認識していること、その役割分担にそれぞれが責任を持って努力すること、そしてお互いの能力を最大限にするため相互に相連報することがどれだけ出来るかである。

4)継承で能力を発揮
継承とは、担当を交代した時、今までの良さを継承し、トラブルが起こらないようにすること、さらに素晴らしさを加えることである。そのため、引継ぎの仕方がポイントとなる。定型業務のような一般的な業務の羅列では意味がなく、ポイントとなるノウハウの引継ぎをすること。そうすれば継承で能力を発揮する度合いがアップする。