HOME > 経営技術ライブラリ > 続・仕事辞典 > 第1章:身につけておくべき産業人の常識

続・仕事辞典
“産業人”を「価値を生む社会人」と定義し、まず身につけておくべき基本的な考え方や仕事の実務的ノウハウについて重要テーマを100厳選し、読者の「転ばぬ先の杖」になるようにとの想いで編纂しています。

24. 責任ある考働

◇基本的考働をする

1.考働とは

考働とは、価値あることを考えて実現・実行することである。機械的に動くだけでは「行動」になる。それでは価値がない。 「価値あること」とは、より多くの人に役に立つことである。自分だけに役立つことでは意味がない。また、「考える」とは目的を実現させるためにチエを出すことである。

2.責任とは

1)期待通りに実現する
期待されていることを期待通りに実現すること。約束したことを実現するだけでは相手に満足度を与えることはできない。約束したことでも相手の期待通りに実現しなければならない。

2)責任を果たす3つのレベル
責任を果たすレベルには「約束」「期待」「感動」の3つがある。

1.約束:最低レベルの責任を果たす
「約束を果たした」だけでは、期待していた人々に「もうちょっとこんなこともやって欲しかった」といった潜在クレームが出る。この責任レベルでは、次回から相手に頼られるかどうかわからない。

2.期待:一応期待レベルの責任を果たす
この責任レベルは、ほどほどに責任を果たしている。しかし、これもどちらかと言えば中途半端である。もっと期待に応えることが出来る人が出てきたら、その人に活躍の場を取られることになる。

3.感働:期待以上の満足レベルの責任を果たす
期待していた人も考えていなかったようなレベルで責任を果たすことである。相手の人が何を求めているかを一生懸命観察し、言っている、思っている以上の期待に応えると、相手の満足は計り知れないものとなり、信頼さえ得るようになる。また、期待に応えることに、気配り・心配りを加えることが出来れば、感働に繋がる。

期待+気配り(心配り)=感謝


3.責任ある考働とは

責任ある考働とは、約束した範囲で行うのではなく、「期待されている通りに、より多くの人に役立つことを考え、実現・実行する」ことである。