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続・仕事辞典
“産業人”を「価値を生む社会人」と定義し、まず身につけておくべき基本的な考え方や仕事の実務的ノウハウについて重要テーマを100厳選し、読者の「転ばぬ先の杖」になるようにとの想いで編纂しています。

6.敬語を使いこなそう-気持ちよく反応してもらえる言葉遣い

◇尊敬語と謙譲語

1.敬語の種類

敬語とは、相手に敬意を表し、好感をもってもらうために使う。そのためには正しく敬語を使いこなすことが必要であるが、敬語には「丁寧語」「尊敬語」「謙譲語」の3つの種類がある。その中でも特に間違いやすいのが「尊敬語」と「謙譲語」の使い分けである。
相手が目上の人やお客様なら「尊敬語」を、自分が譲って相手を立てる時は「謙譲語」を使うのが敬語のルールである。難しい表現も使う事でだんだん自分のものになる。一例を挙げてみよう。

  尊敬語 謙譲語
行く 行かれる 伺う
来る お越しになる、いらっしゃる 参る
言う おっしゃる 申し上げる
聞く 聞かれる 拝聴する
見る ご覧になる 拝見する

 

尊敬語は主語をお客様や目上の人、謙譲語は「私、私ども」にするとスムーズに言葉が出てくる。さらに「丁寧語」は、使っているのを聞いていると気持ちが良い。
また、意外に使いこなせていない人が多いのが、自分の会社、上司などを会話の中で表現する言葉である。「うちの会社」「○○社長が」と無意識に話しがちであるが、「弊社・当社」「○○が(役職はつけない)」と自然に言えるようにしておくべきである。

2.敬語に慣れる・練習する

普段から敬語に慣れ親しんでいないと、どうしてもたどたどしい話し方になってしまう。すると「この人は自信がないのか」「本当にこの人で大丈夫だろうか」と思われてしまう。一生懸命敬語を使おうとすることが、逆効果になってしまうのである。
会話というのは、言葉に気持ちが乗ってこそ意図したことが伝わる。それだけ余裕が必要ということになる。そのためにも、敬語には常日頃から練習して慣れておくようにしよう。