HOME > 経営技術ライブラリ > 続・仕事辞典 > 第2章:コミュニケーションの達人になる

続・仕事辞典
“産業人”を「価値を生む社会人」と定義し、まず身につけておくべき基本的な考え方や仕事の実務的ノウハウについて重要テーマを100厳選し、読者の「転ばぬ先の杖」になるようにとの想いで編纂しています。

7.諺や格言などの活用-気持ちよく反応してもらえる言葉遣い

◇言葉から学べること

1.生き方の道しるべになる諺・格言がある

昔から日本では、諺や格言などを数多く耳にし、共通の用語として親しんできた。昔の小学校では修身(道徳教育)と言う授業があり、諺や格言を教えるようなことがあった。例えば「精神(せいしん)一到(いっとう)何事か成(な)らざらん」(意味:精神を集中して事に当たれば、どんな難しいことでも成し遂げられないことはない)という朱子の教えなどを学んだ。

2.諺・格言の意味を考える

ある学者は、諺・格言を「体験と論理を繋ぐ感覚的な論理」と解釈しているようである。
「今日に出来る事を明日に残すな」「明日出来る事を今日するな」という言葉は、ストレスに苦しむ人のための格言として使われる。「諦めは心の養生」無理をするなと言う事である。「無理は三度」などは過剰な無理は三度が限度と言う意味である。「仏の顔も二度三度」も同意語である。

3.法則言葉/カ行の法則

また、法則言葉と言うのがあり、その中から「長生きできるカ行の法則」(「カ:感動」「キ:興味」「ク:工夫」「ケ:健康」「コ:恋心」)というものがある。これらを無くさなかったら元気で長生き出来るらしい。産業社会で言えばいつまでも若々しくいるための教えとして受け止めるべきだろう。

4.会話における諺・格言の活かし方

諺・格言には普遍性があり、原理原則のようなものである。これらを引用して話をするのは共通認識を図る上では有効である。しかし、単に引用するだけでなく、ここから自分がどう受け止めているかが大事で、自分化していなければ相手から共感してもらうことは難しい。

まず、意味を正しく受け止めること。できれば、この言葉が生まれた背景・歴史を理解し、自分で実践してみることが重要である。それがあれば、話にも深みが出てくる。