8.視野の拡さを持つ必要性

第1章:身につけておくべき産業人の常識

“産業人”を「価値を生む社会人」と定義し、まず身につけておくべき基本的な考え方や仕事の実務的ノウハウについて重要テーマを100厳選し、読者の「転ばぬ先の杖」になるようにとの想いで編纂しています。

8. 視野の拡さを持つ必要性

◇考えるプロセスを持つ

1. 暗記型人間はプロセス思考をしない

暗記型人間は記憶している事を考えて受け止めていない。表面的に対応出来るだけで、記憶と考え方をセットにして持っていない。そのため、応用力のある活動が出来ない。2.考え方とは「考えるプロセス」の 基本である

考え方というのはプロセス思考ということである。プロセス思考というのは、何に役立つか、どのような時に使えるか、使うための手順を知っているかということになる。

また、やりっぱなしではなく、実践した後で成功した要因、苦労した要因を分析し次に活かす方法を持っている。

3.考えるプロセスがないと視野が狭くなる

応用力がない人は、思考力がない、視野が狭いという風に見られる。例えば、知識は豊富な人だが実行力のない人、頭デッカチの人、などと揶揄されることもある。

4.視野の拡さは教養の広さで決まる

思考力は保有している知識の分解、再組立、ということが結構多い。そのため、思考力の有無は、視野の拡さ・教養の広さからくることが大きい。 視野を拡げるための知識は意外と歴史や文学を学ぶことから得ることが出来る。歴史は本質を語ってくれている。文学は教養の事例であり広い教養を与えてくれる。いくら手法を知っていても本質を知らなかったら役に立たない。

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