6.必要不可欠な人脈づくり

続・仕事辞典

“産業人”を「価値を生む社会人」と定義し、まず身につけておくべき基本的な考え方や仕事の実務的ノウハウについて重要テーマを100厳選し、読者の「転ばぬ先の杖」になるようにとの想いで編纂しています。

 

6.必要不可欠な人脈づくり

◇人脈ができる人の要件とは

1.人脈はビジネスの基盤

「人脈」は、自らの存在性のベースになるものであり、ビジネスの基盤や活躍する場面を創るためには必要不可欠なものである。特に現代の激動の時代においては、「人脈創り」の果たす意味が大きい。
「人と人との付き合いがビジネスの原点である」ということを忘れず、「真剣に生きている人」「専門的に何かを追求している人」「求心力のある人」などを人脈に持ちたいものである。

2.人脈が出来る人の要件

「人脈ができる人」とは、どのような要件がなければならないのであろうか。
まず、共感されるビジネスについての想いやロマンを持ち、それを感じさせることが求められる。そして、付き合う安心感や姿勢・言動がある事が必要となる。そのように感じてもらう為には、責任感があり、「あの人と付き合っている」といってもらえる魅力ある人にならなければならない。
自分に期待されているものは何かを知っており、約束したことや期待されていることを全うしようと努力している姿が見えること、タイミングと的を得たお礼や返事、相連報ができることなどが重要である。
人脈は、努力してできるものであり、魅力があるかないかは、人脈づくりの一つの要素でしかない。運もタイミングも努力があるからこそできるのである。

3.人脈づくりの初歩

人脈をつくるためには、いくつかのポイントがある。
一つは、偶然に知り合った人を人脈にすることは難しいので、まずは、「オピニオンリーダー」(話題を振りまいて話題の中心にいたい人のこと)に、「無給のセールスマン」「広報担当」になってもらい、紹介をしてもらうことである。相手にとっても紹介者を介しているほうが全く知らない場合に比べて安心してもらえるためである。
次に、「人と接することが好きになること」である。人に興味を持ち、その人のよい所や好きになる部分を発見し、気持ちの良いコミュニケーションを心がけることで、次に繋げることが出来る。

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