7.知的好奇心を持つ 

続・仕事辞典

“産業人”を「価値を生む社会人」と定義し、まず身につけておくべき基本的な考え方や仕事の実務的ノウハウについて重要テーマを100厳選し、読者の「転ばぬ先の杖」になるようにとの想いで編纂しています。

 

7.知的好奇心を持つ

◇挑戦できるチャンスを活かす

1.未知への挑戦をする

現代は経験のないこと、不可測なことがたく さんあるが、これをクリアしていくことで新しい道筋が我々にも相手にも拓けていく。そのことへの面白さを感じられるようになることがスタートとなる。
「未知のこと」と言っても、今までの経験で培った財産が全く使えないわけではない。「普遍的なこと」「新しく追加すべきこと」「制約条件に合わせて適応させること」「無くす(辞める)べきこと」に分けて捉えることで、今までの財産を活かしながら未知のことに取り組むことができる。
原理原則に立ち返って考えてみて、それでも無理なら理論に、そして文化にまで戻って考えてみる。このアプローチによって、未知のものに取り組む指標を創造することができる。

2.持ち込まれた情報を活かす

トレンド分析は日経新聞などの情報媒体から「トレンド臭い」情報を抽出し、親和集約を用いて「ビジネスチャンス」「脅威」を仮説するための手法である。
何気なく情報を捉えるのではなく、「これをチャンスとして捉えようとしたらどんな捉え方ができるか」「この情報がわが社とは直接的・間接的にどう関係するか」ということを念頭に置きながら情報と付き合う癖を付ける。そのためには、業界や業種などのフィルターにかけずに原始情報を集めることを前提にしておかなければならない。

3.実行に移す・確認する

考えたこと・気づいたことがあれば、自分なりに仮説を立てて実験してみる。実験して解析してみることで、「成功・失敗」ということだけでなく、足らない要素・観点が見えてくるし、「この部分は間違っていない」というものが掴める。これがないと、いつまでたっても堂々巡りで成果が出てこないため疲弊してしまう。

4.ビジネスセンスを身につける近道

指示待ち族ではなく、常に知的好奇心を持ち、自ら無理難題に挑戦できるようになることが、ビジネスセンスを身に付ける上での近道となる。

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