2024年「バックナンバー」

2024年 ビジネスNEWS 「バックナンバー」

◆11月度革新塾 開催しました!

11月度テーマ「社会の多様性への対応」
~似非(エセ)技術者は経営者になれる~

経営者には社員に自分の想いを伝える「貪欲さ」と「必死さ」が不可欠。技術者ではそれが出来ない。ホンダやソニーでは経営者が技術屋で、番頭が経営を支えていたというイメージがあるかもしれないが、実際は技術屋の格好をした経営者であったとみるべきである。全くの技術屋には、いくら優秀な番頭がいても経営者は務まらない。

◆10月度DIG1 開催しました!

~考働力・実行力を持つ人財~
 お客さまに興味をもってもらえる商品・サービスの特徴を持つ必要が強くなっている。そのためには自社の特長や魅力を編み出さなければいけない。それは自分ひとりではできない。やはり、そういった考えを持ち編み出す活動をする人財を確保・育成することが必要になる。
今までと同じ拡大路線では生きていけない。新しい事業・取組みに挑戦していかなければ生きていくことは難しい。

◆9月度革新塾 開催しました!

9月度テーマ「DX時代における経営と技術の両面性
~日本の中堅中小企業で経営統合を目指せるICTとIoTの活用~

デジタル・トランスフォーメーション(DX)とは、IoT技術を用いて経営全体を統合し、効率化と無人化を図る活動。
DX化はあくまでも経営の考え方であり、これを具体的に進めるための手段としてICTやIoT技術が活用される。I
CTは情報システム、商品システム、基幹システムの3つを統合的に捉え、経営の在り方を作り上げるもの。

科学技術は便利ではあるが、悪いことにも使えてしまう。その二面性を踏まえた上で活用を考えていかなければいけない。

◆8月度革新塾 開催しました!

8月度テーマ「企業力の統合化=アナログパワー×デジタルパワー

~なぜ、日本デジタル化は進まないのか~
 デジタルとは、単にICT(情報通信技術)の領域に留まらない。現代の物事の考え方を象徴的に表し
たものであり、白黒をつけるものである。一方、曖昧なグレーゾーンにある考え方も存在する。特に
日本の仕事では、このグレーな部分が多く、白黒はっきりさせることが難しい。例えば、加工図面を
見て作業を進める場合でも、現場の知恵による解読が必要な部分が多々ある。このような状況では、
未経験の若手社員が適切な判断をすることが難しく、たとえ優秀であっても仕事を円滑に進められな
いという問題がある。

欧米的社会はこの白黒をはっきりする考働が基本であるため、デジタル化が安易に進められる。日本
の考働は曖昧なグレーのため、簡単にはデジタル化は進まない。

◆7月度C21 開催しました!

~安定した地方都市づくり~

人が往来する社会と地方都市が活躍する機能が重なれば、そこの人口を増やすことができる。
人が住む安全、安定した地方都市になるためには、まずは不可欠な機能を整備充実させる必
要がある。

◆7月度革新塾 開催しました!

7月度テーマ「個性化と夢のある理念の共有化
~人事労務は専門職~

人事労務は、かつては手続き的な要素が多く、総務の一部として業務を担っていた。以前は現場のやる気を引き出す監督職が重要視されており、人財育成も監督職が兼任していた部分があり、監督職に人の育て方を指導する時期もあった。しかし、人事労務は専門職であり、彼らにその専門的な技術を身に付けさせることは難しく、本来の姿とは異なるのではないかと思い始めた。人事労務の人財は、専門職としての役割を確立しなければならない。人事労務の役割は、単なる手続きや管理業務の範囲を超えたものであり、人財一人ひとりのケアができなければいけない。それができるか否かで、企業の成長が決まるのではないか。

◆6月度DIG1 開催しました!

~日本のモノづくりはアナログパワー~
 アナログパワーが弱くなると、「工夫」や「深さ」のある商品、そういったものが出てこ
ないのではないか。日本の物づくりの凄さがベースにあった、それがなくなってきている。
そうなると世界の中での日本の強さ、凄さはどこにあるのか。デジタルにプラスしてアナ
ログ的なものがなければ、日本のモノづくりの弱体化が進む。

◆6月度C21 開催しました!

~信頼が重要な役割となる~

 生活者を個客としてビジネスレベルまでもっていくためには「信頼」が重要な役割を果たす。仕事をする上で
「信頼」が大前提になる。いかにして信頼を高めるか。それは努力して高めていくべきである。
ポイントは「信頼される自分になる」が基本であるべき。信頼されない人間は周囲との関係は作れない。信頼
は感情的で心の概念である。それが倫理観のベースになる。
これらを捉えたうえで、もう一度倫理とはどうあるべきかを考える。倫理を受け止めて、社会の健全化を図る、
目的を果たせる動きを作る。

◆6月度革新塾 開催しました!

6月度テーマ「移り行く文化の健全化が必要とされる倫理観
~生活者として存在の検討~

消費者文化も生活者の文化になっていかなければ、日本の価値が失われる。これまで、消費者は不特定多
数として扱われてきたが、今後は「個客(生活者)」として捉える必要性がますます大きくなっている。

デジタルパワーは消費者という捉え方で十分に対応できる。しかし、生活者として捉えると、アナログ的な
アプローチが必要。個々の生活者のニーズや状況に細かく対応するためには、デジタル技術だけでなく、人
間的な配慮や柔軟な対応が求められる。

◆5月度C21 開催しました!

~目指すべき経営者、経営幹部の姿勢~

利益を上げて会社を存続させることは、今まで同様に経営者や経営幹部としての必須要件のひとつである。
しかし、これだけが絶対的要素ではなくなった。むしろ目指すべき経営者、経営幹部の役割は自分の想
いをどこまで伝え、共有させることができるかである。それを踏まえて、ビジネススタイルの作り方を考
える必要がある時代に入ってきた。

◆5月度革新塾 開催しました!

5月度テーマ「個を活かす得々の産業社会づくり
~日本産業の体質転換~

売ることばかりを考えて、買わせることを考えていない。日本の「良品廉価」の体質を変えていなければ、日本産業は変わらない。「良品廉価」ではなく、「高付加価値化」に代変えていく。この会社であれば、この価格帯ということ認知されてしまっていることからも、脱皮していかなければいけない。これからはあらゆるものをビジネス化出来るか。それを考えられる人財をいかに育てる
か。

◆4月度C21 開催しました!

~動脈産業と静脈産業~

今のモノづくりの産業は「動脈産業」、天然資源から人間が使える製品へと作り上げていく産業である。静脈
産業は廃棄物を再生して再生材料にすること。今までのビジネススタイルであれば、静脈産業の再生材料を作
る産業はコストが高くビジネスにならない。しかし、静脈産業が整備されていかなければ資源が足りなくなる、
環境問題など、色々な問題があり静脈産業をどうにかしなければならなくなっている。そのために動脈産業が
制約を受けだしている。

◆4月度DIG1 開催しました!

~デジタルパワーとアナログパワー~
 日本の産業力は今まではデジタルパワーとアナログパワーを足したもので見られていたが、これからは日本をはじめ
世界でもアナログパワーが弱くなり、デジタルパワーの産業になってくるだろう。日本はデジタルパワーだけでは他国
に負ける。アメリカは増々デジタルパワーが強くなるが、中国は今よりダウンするだろう。
日本はこれからアナログパワーをデジタルパワーに変えるか、アナログパワーとデジタルパワーを融合して新しいパ
ワーの在り方を考えなければならない

◆4月度革新塾 開催しました!

4月度テーマ「量より質の経営の原点『得々の考働』
~想いを伝える環境づくり~

想いを共有し、共感を得るためには、単に言葉を交わすだけでは不十分であり、その環境づくりが必要である。
特に受け身的で対応しようとすれば、きりきり舞いすることになり現実的には対応することなく現代社会から
は外れて行かざるを得ない。要は積極的に想いを発露していかざるを得なくなる。また共感を得る工夫が必要
になる。

◆3月度C21 開催しました!

~人員増の社内的に考えずプラス発想にする~
◇お客を使う(活用する)
人不足への対応について、逆転の発想から考えられることは「お客を使 う」こと。「お客を使う」には分
業の考えがある。しかも「やりたい」というお客さんを使う。必要性があって店舗や施設に来るお客さん
が多いが、潜在的に「この仕事をやってみたい」と思っている人もいるはず。施設の場合は利用者本人で
はなく、その家族などが対象になる。

◆3月度革新塾 開催しました!

3月度テーマ「当面の経営重点課題
~変化する経営環境への適応~

これからの企業は収益があっても存在できるわけではない。企業は環境適応有機体であると言えるが、
現在ではその環境の範囲が大幅に拡大している。変化を短期と長期で捉えること、予測ができる変化
と予測できない変化、これらの視点を組み合わせて、我々は経営をどう考えていくべきか、ビジョン
や想いをどのように掲げていくかと考えていく必要がある。

◆2月度C21 開催しました!

~複雑性社会への対応~
1.今までの延長スタイルでは対応できない
 現代は複雑性社会と多様性社会のダブル構造になっている。そのため、今までの仕事のやり方では対応
することが難しくなっている。もはや個人努力ではカバーできない。会社としてどうすべきかを考えなけ
ればいけない。
1)人間性回帰
 一人ひとりを尊重しビジネスをしていかなければいけない。老若男女がそれぞれに活きる充実感の持て
る人間性回帰社会を経済的にも成り立たせるために、社会の色々なものを「人間性回帰」という視点から
考える必要性がある。
2)得々の関係づくり
 老若男女すべての人が、一生を通して充実感のある、心身ともに活躍できるように、得々の関係づくり
の社会を求める人が増えてきつつある。

◆2月度DIG1 開催しました!

~日本のモノづくり~
1)多品種生産(大量から少量まで)の製造ラインを持つ
 日本の中堅中小企業のこれからの製造業の在り方は、多品種生産(大量から少量まで)の対応ができる製造ラインを持っていることだと考えている。多品種生産はお金よりも頭脳が必要である。これは日本のモノづくりの得手とすることにプラスされていくだろう。逆にお金を持っている大きい企業での多品種少量生産の製造ラインは人類の存続のために貢献してほしい。

2)無人化への取り組み
 作業にコスト(人件費)がかかるため、無人化していかなければいけない。そのためにはシステムづくりが重要になる。そのシステムを作るためには現場で働いている人が作らなければできない。まずは現場で育て、徐々にシステムをつくる人財へと育てていかなければいけない。チャットGPTも使える人、最低でも一人は必要。文系にもそういったことができる仕掛けをしていくべきである。

◆2月度革新塾 開催しました!

2月度テーマ「新トライアングルバランスの考察と考働指針
~トライアングルバランス思考の企業づくりを目指す動きがある~
 (1)総合力を発揮する
単に部分最適化を追求するだけでは、全体をうまく統合することはできない。変人を単に変わっているとして排除するのではなく、あらゆる人財を活用する視点が必要。個々の特性を理解し、それぞれを最大限に活かしていかなければいけない。
(2)道具活用の達人
 これからの時代、さらに多様な道具が登場することになる。使える道具のバリエーションを持っておくことが必要。ChatGPTもその道具の一つである。
(3)人脈のコミュニティ化
 人脈の構築は、どの時代においても絶対に欠かせない要素。個人の力だけでは限界があり、他人からの知恵や協力を得ることが必須の時代になってきている。

◆1月度革新塾 開催しました!

1月度テーマ「新時代第2段階への推進
~動脈産業と静脈産業のバランスが取れた循環産業~
 産業は多くの廃棄物を生み出し、それによって環境を汚染や破壊している。廃棄物が社会を汚してしまっている。
その汚れがひどくなると、その産業(動脈産業と言おう)自体の在り方が問われるようになる。規制や制約が厳し
くなり、いままでのモノづくりや仕事の仕方が出来なくなっていく。これからの産業の在り方としては、循環産業
を完成させることを考えるべきである。

静脈産業が稼ぐことの難しさや様々な制約により活性化が困難である。例えば、廃棄される食品を貧困地域に回
すことは物理的には可能である。現代の物流システムでは、80時間あれば世界のどこでも荷物を運ぶことができ
る。しかし、複雑な手続きや高いコストが障壁となり、実現が難しいのが現状である。静脈産業と動脈産業の相互
関係を考えていかなければいけない。静脈産業を整備し充実させていかなければ、動脈産業の持続可能な成長がで
きなくなる。

◆1月度C21 開催しました!

~シェアワーカー~
 働き方の改善を考えるためには、いまは勤務時間を減らす方法しかないだろう。そうすると組織づくりには、
シャアワーカーが今後大きな要素になってくるだろう。シェアワーカーは定型的単純業務を想定し、不定型複
雑業務はマルチエンジニアで担う。

まずは業務を「定型型単純業務」と「不定型複雑業務」の2つに分ける。シェアワーカーの定型型単純業務
の拾いだしは簡単であり、切り離して考えやすい。それに加えて、アナログパワー(「気配り」「気遣い」な
ど)の技術力や技能を付加価値化するモノが重要となるだろう。

Back TO TOP